さらたいちょうあほのこえにっき?




アイキャッチ。
12がつ△にち(はれ)



きょうはいいてんきだ。
きのうのにんぎょうがきいたんだ!
えへへへ、ありがとういわさき。
きょうはにちようび、9じにまちあわせだ。
きがえて、すいぞくかんちけっとをてにとって、
だっふるこーとをきてそとへしゅっぱつだ。
たのしいいちにちになるといいな。

しがいちにいくと、ぶたいのみんながあちこちにいた。
おう、おはようよしだ。
きょうもいちにちげーむするの?
おはよう、むらたさん。
あさっぱらからおおあくびだ。
おはよう、こじまくん。
ちょっときまってるけど、きょうはだれかとやくそくしてるの?
やっぱりにちようびはみんなふいんきがちがうな。
たいきしんせいしてるからせんとうもおこらないし、のんびりすごそう。
「もうー、しんじらんない! さいてー!」
すがわらがなにやらおおきなこえでどなっている。
わたしのほうをみると、ふきげんそうにこっちにちかづいてきた。
うわぁ、わたしにあたりちらすつもりだろうか。
「ちょっと、きいてよいしだ」
・・・なによ。
「きょうさぁ、のぐちとでかけるやくそくしてたんだけどね」
こいつらそんなかんけいだったのか。
「ちけっとよういしときなさいよっていったのに、
せがまれたからってよりにもよって、
ももかにちけっとゆずったっていうのよ。なにかんがえてるのかしら!!」
ああ、それはおいかりもごもっともかも。
ていうかくどうはのぐちにもたかったのか。
「こっちのやくそくがあるのに、いろめつかわれて
ほいほいまるめこまれてるのよ。ばっかじゃないの!?」
・・・はぁ、それもいちりあるかもだけど。
「だからさ」
すがわらは、わたしにむきなおると、
「そのすいぞくかんちけっと、ゆずってくれない?」

こ、このおんな・・・!!

ことわるわ。あんたなにさま?
だがすがわらはしつこくくいさがってくる。
「なによ、どーせいっしょにいくひともいないんでしょ」
しつれいなおんなだな。
わたしだって、でーとの1かいや2かい・・・
だいたい、くどうがちけっとをせしめたんだったら、
くどうからとりかえせばいいじゃないの。
「ももかはけんかがつよいからだめ」
・・・まぁくどうはとつげきへいだし。
ていうか、わたしのほうがよわそうとふまれたわけか?
それはそれではらがたつのだが。
「くれないっていうんなら、
このおもいでのしゃしんをかけてしょうぶしようじゃないの」

う。

・・・やってやろうじゃないか。
まわりはゆきだらけだというのに、とてもあつい。
からだだけじゃなくて、こころのなかも。

「……やるじゃない」
いきをきらして、ぼろぼろのふうぼうですがわらがいった。
「……そっちこそ」
かたでいきをしながら、すがわらにむかいあった。
うすいひかりのたいようが、やけにまぶしかった。

すがわらはよそうよりもつよかった。
だけどまけるわけにはいかない。
しかし、そのまえにそろってちからつきて、いま、
こうばいぶでけんとうをたたえあった。
なんでだろう、すがすがしかった。
「…おとなしく、こうえんですごすことにするわ。つかれたし」
・・・・・・
あ、そういえば、これからでーと・・・・・・

9じにちょっとだけはやかったけれど、
いわさきはもうしがいちにきていた。
こちらにきづくと、てをふってくれた。
「えへへ、おまたせ」
「ぼくもいまきたところだよ。……ところで、そのばんそうこう……」
「……、が、がっこうでころんですりむいちゃったの!」
「そんなにたくさん?」
「……、な、なんかいもころんじゃったの、もうほんとわたしったらどじっていうか!」
「……さっき、のぐちくんとすがわらさんがそこでまちあわせてたんだけど」
・・・・なに、まさか。
「すがわらさんもあちこちけがしててさ、
のぐちくんに『いしだとがちんこでやりあってきたの!』とか
いってるのがきこえたんだけど……そうなのかい?」
・・・・す、すがわらぁ・・・・・なんのために、
いっしょうけんめいかもふらーじゅ・・・ていうかおーぷんすぎるぞすがわら!
うう・・・ここはしょうじきにいったほうがいいのかな・・・
みとめると、いわさきはわらった。
「すがわらさんとなかがいいんだね。まえにいってた、
かわらでけっとうしてどうとかってやつかな?」
・・・・!
そうか、これがあのめそっどなのか・・・!
・・・おぼえてくれてたんだ。
「じゃ、いこうか」


つづき