さらたいちょうあほのこえにっき?




そらせんせいがにこにこしながらいった。
「まいにちくんれんしてるおまえたちにいまさらいうのもなんだが、
からだをうごかすっていうのはいいもんだな、がっはっは」
そらせんせいはばすけなんてひさしぶりにやったらしい。
むらたさんもひさびさだねー、っていってた。
わたしは、るーるはしっていたけどじっさいにやるのははじめてだった。
けっこうむずかしいんだな。
いろいろはなしながらからだをやすめていたら、
そらせんせいがそとにむかってさけんだ。
「おまえらー、あと10しゅうだぞー、きあいいれてはしれよー!」
じょしにまざってやりたいほうだいやってたそらせんせいのおかげで、
だんしたちはうんどうじょう30しゅうとかはしらされてた。
いつのまにのるまがふえたんだろう。
いちばんたのしんでたのは、そらせんせいにまちがいない。
3じかんめ4じかんめと、ごがくのじゅぎょうだった。
べんきょうするのはすきだが、こくごとえいご、
2つもいっしょにやるいみがわからない。
わけがわからなくなる。
にほんごだけでいいとおもう。いわないけど。
さっきのたいいくのえいきょうか、2じかんとも、
うしろのせきのおとうとくんはつっぷしてねていた。
よほどつかれたらしい。
そうおもってから、そういえばおとうとくんは
じゅぎょうちゅうよくねてるな、とおもいなおした。
そんなにねてて、べんきょうだいじょうぶなのかな

じゅぎょうがおわった。
きょうはどようび、もうほうかごだ。あしたはにちようび。
おなかがすいたので、いっしょにおひるをたべようと
いわさきにこえかけようとしたら、
「みなさん、きいてください!
あの、みなさんでめし…、じゃない、ちゅうしょくでもいかがですか?」
くどうだ。さきをこされた。
「ああ、いいよ」
「あ、いいね。そうしようか」
「ああ、いいよ」
「…いいわよ」
つぎつぎとつりあげるくどう。
ふん、ち、ちょっとくらいきれいだからって……
「いいね、そのはなし。うん、そうさせてもらうよ」

くどうももかにさついがわいた。
しょくどうにひとりでやってくる。
はしってきたのでまだだれもきてない。
ふん、どうせくどうさんはだんしをひきつれてゆうゆうとやってくるんでしょうよ。
そんなよこでたべるなんてぷらいどがゆるさないので、いそいでかきこむ。
「やあ、いしださん」
む。くどうのさそいにはのってたが、
ひとりでさきにきたらしいこじまくんがこえをかけてくる。
ちらりとしせんだけくれてやった。
こじまくんはにこやかに、
「ずいぶんとごうかなべんとうだね。きみがつくったの? すごいな」
・・・・・・・・・
「う、うん、そうなの。くろうしたんだから!」
「へぇ、さすがだね」
ごめん、いわさき。

べんとうをたべおわって、さぁこれからどうしようかとかんがえていたら、
よしだがおずおずとやってきて、
「あ…あの、いっしょに…どう? …くんれん」とさそってきた。
たまにはいいかと、かるくおーけーした。
いっしょにこうばいぶのかがみにむかったが、よしだから
「…すこし、げーむ………たいせん…しない?」
とさそわれた。
ふふん、いつもげーむせるをつくってもちあるいてるわたしに
げーむでしょうぶをいどもうなんて、いいどきょうだわ。
よしだもげーむはそうとうのものらしいけど、いざしょうぶ!

たいせんはどろーにおわった。なかなかやるな、よしだ。
げーむにぼっとうしてたら、2じかんがたっていた。
なんだかきようさがあがったきがする。
おかしいな、みりょくのくんれんじゃなかったかな?
「ねぇ、いしだ」
ろうかをあるいていたら、むらたさんにこえをかけられた。
ふりむいたら、やけににやにやしている。
むらたさんはなにかのかみきれをわたしにさしだした。
「これ、すいぞくかんのちけっとなんだけど、
あまっちゃったからとっておいてよ」
と、わたしにちけっとをくれた。
めずらしい。
「あしたにちようでしょ、だれかさそっていってきたら?
あんたのとなりのせきのやつとか、よていなさそうだったよ」
むらたさんはまだにやにやしていた。
もしかして、せなかをおされてるのだろうか。
おれいをいって、ちけっとをもらっておくことにした。
あした・・・・かぁ。

ちけっとをてに、いろいろかんがえながらあるきまわる。
うん、さそって・・・みようかな。
たまたまそこらへんにいたのぐちに、
いばしょをたずねてうんどうじょうへ。
むこうからあるいてくるいわさきのすがたをかくにんする。
「ちょっといい?」
たちどまって、えがおでこたえてくれる。
「えと・・・こんどのにちよう、よていある?
よかったら、わたしにつきあってほしいの・・・」
ちらりとかおをみてみたら、やはりえがおのままだった。
「ぼくでいいのかい? うんうん、それじゃあたの」
「ねぇ、なにはなしてるのっ?」

すーがーわーらーのーえーるーーーー!!!

をのれ、こんどのせんとうではやかぜしてくれるわ、
とおもったがすがわらはせいびはんだ。
あーーーーー!!


はなしをうやむやにされ、おちこんでたところに、
「あしたの9じにまちあわせでいいかい?」
わたしはそくざにうなずいた。やっぱりえがおだった。
やっぱりいわさきはいいひとだ


つづき