さらたいちょうあほのこえにっき?




12月○日(ゆき)


7じまえにめをさます。
きょうもいちにちがんばろう。
かおをあらって、せいふくにきがえて、ねぐせをなおして、したくをした。
おひるようにと、ふんぱつしてごうかなべんとうちゃれんじしてみたら、
なんだかえたいのしれないものができた。
なんでだろう。ついてない。
1300えんをすてるのもためらわれたので、
とりあえずがっこうにもっていくことにした。
いってきまーす。
つうがくろでいわさきをみかけた。
おはようっていったら、やあおはようってかえしてくれた。
たあいもないはなしをしてから、ちょっとためしにきいてみた。
ねえいわさきくん、そのごうかなべんとうと、
このべんとうらしきものをこうかんしてほしいのよ。
いわさきは、いいねそのはなし、うんそうさせてもらうよといって
よろこんでこうかんしてくれた。
うん、いわさきはいいひとだ。そらせんせいのつぎくらいに。
いいいちにちになりそう。

げんかんをあるいていたら、
うしろからはしってきたすがわらのえるにぶつかられた。
あやまりもしないのでもんくをいったら、
ふりむきもせずごっめーんとひとことだけかえってきた。
まったくすがわらは、まいにちまいにちはしってばかりだけど、
いったいなにをそんなにいそいでいるのか。
こうしゃないをぜんりょくだっしゅなどするな。
ほうかごまっさきにだっしゅかけるのやめろ。
うー、かんがえてたらだんだんはらがたってきた。
それなのに、なにしてんのたいちょう?とか、
のぐちがのんきにはなしかけてきた。
じゃまだぁ、もー! あっちにいってて!
さっきまでのいいきぶんがだいなしだ。すがわらのえるめ。
じかんぎりぎりにきょうしつにはいって、
すぐにほーむるーむがはじまった。
じょうかんがきょうしつにきて、
むらたとすがわらのしょうしんをつたえにきた。
ますますはらだたしい。
いらいらしながらそらせんせいのはなしをきいていたら、
うしろからつつかれた。
こじまおとうとくんが、どうかしたの?とこごえできいてきた。
そんなにたいどにでてたのか、いけないいけない。
ううん、なんでもないのよとへんじしておいた。
それならいいけど、といいつつも
まだうたがっているようなひょうじょうだ。
おとうとくんはいつもしんぱいばっかり。
わるいひとではないんだけど。

きょうはどようびなので、いちじかんめはおんがくだった。
たまにはいいだろう、とそらせんせいは
みんなつれてたいいくかんへ。
ここならおもいっきりおおごえがだせる。
おおきなこえでさけぶときもちがいいんだ。
ちょっとだけ、いらいらがかいしょうできそうだ。
そらせんせいがぴあのをならしはじめた。
そらせんせいぴあのもひけるんだ。すごい。
ばんそうにあわせて、がんぱれーどまーちのれんしゅうをした。
さむいせいか、みんなあんまりこえがでてない。
みんなもっとまじめにやれ。となりのいわさきをみならえ。
でも、おもいっきりおとがずれてるんだけど、
いってあげたほうがいいのかな?
つぎのじかんはたいいくだ。
たいそうふくにきがえないといけない。
だんしはきょうしつできがえるけど、
じょしはこういしつにいかないといけないので、
きょうもむらたさんといっしょにむかった。
あとからすがわらとよしだもきた。
でも、またくどうはこなかった。
すがわらによると、くどうはいつも
じょしといれできがえるのだそうだ。
なんでだろう。すがわらもりゆうはしらないらしい。
おなじじょしどうしなんだし、いっしょにくればいいのに。
こんど、こえをかけてみようかな。

たいいくのじかん。そらせんせいはおおきなぼーるをもっていた。
「きょうはばすけやるぞばすけ。だんじょでわかれて、
まけたほうはぐらうんど10しゅうな」
みんなからひなんのこえがあがった。
おとうとくんがてをあげた。
「にんずうがたりないけど、3たい3でいいのか?」
そらせんせいはそうだな、といった。
つづいて、すがわらがてをあげた。
「あのー、それだとじょしがすごくふりだとおもうんですけどー」
そらせんせいはそうだな、といった。
「はんでとして、このおれがじょしちーむにくわわってやろう。
さぁやるぞー、かかってこい!」
そらせんせいがいちばんたのしそうだった。
いっぽうで、だんしたちはしぶいかおをしていた。


つづき