ワイルドアームズ ザ 4th デトネイター


平和な村に突如やってきた軍隊
村に住む少年ジュードと謎の少女ユウリィとの出会いが
世界の運命を大きく変えていく



滅び行く荒野を駆けるRPG、ワイルドアームズの新作です。
今までは荒野というか西部劇っぽさが強かったですが、今作は・・・・あんまり。
カナダっぽいかも(どんなですか)


70年以上続いた戦争が終結し、疲弊した世界ファルガイアが舞台。
終戦から10年、未だ戦争の傷が癒えぬまま今を生きる人々が暮らす世界。
ユウリィの力をつけねらう議会騎士団とジュード一行との戦いの物語。

テーマは「大人と子供」。

ジュード達はみな未成年。子供ばっかりの一行です。
対して議会騎士団は彼らをつけ狙う大人たち。子供相手に本気で殺りにかかってくる大人気ない集団です。
ジュード達はそんな大人たちから逃げながら、色んな大人たちと出会い、大人になるということと向き合っていく物語です。
ただ、物語は結構後ろ向きかも。中盤までずっと逃避行だし。

イベントシーンはカットインとムービーの併用。
なんか賛否両論あるみたいですが、下手にフルボイスイベントばっかりで容量食うよりはこっちの方がスッキリしてていいんじゃないかと思います。
そのためかテキスト量が異様に多い気もしますが。
ていうか闘技場のフルボイスはウケた。でも慣れるとうざいが(笑)


戦闘は従来のシリーズから一新した、HEXバトル。
攻撃も、魔法も、アイテムもキャラごとではなくHEXごとで行います。
要は陣取り合戦みたいな感じ。ザコ戦だと初期配置がランダムなので緊張感もあります。
開始直後にユウリィがやられることなどザラです、ザラ。
数値の設定の関係で、一撃で倒せたり倒されたりがデフォルト。
それもまた緊張感という意味では一役買っているのかもしれません。

でも19歳の女の子が大剣1本で戦闘機械をなぎ倒すのはやっぱりどうかと思うんですが。
ていうか彼女は反則的に強すぎだ。
そもそもこのゲームのメインキャラ(敵含む)、人間離れしてるヤツ多すぎ。


移動画面でアクション性が強くなったのもポイントか。
もうジャンプしまくり。スライディングしまくり。声もうるせぇ。
これもRPGとしてどうかという意見もあるっぽいですが、個人的に、いやったらしい仕掛け満載なダンジョンばっかりなRPGより遥かにプレイしやすいです。
アクション失敗してもデメリットなしでやり直しできるし。記録は残るが。
でも動かせるのがジュードだけなのが物足りないなぁ。


とりあえずこのゲーム、サイトのメインを張るほどにハマってしまったため、ここであんま否定的な意見は出てないように思います。
評価が極端なゲームですが、アッサリ系が好きな方にはよろしいんじゃないかと思います。
あとマリオが好きな人(笑)




2005/6/2