抗争の絶えない世界ジャンクヤード
ただ一つ生き残ったトライブ(チーム)だけが
至上の世界に到達できるという・・・
デジタルデビルサーガといえば、女神転生です。
でも、一応これは女神転生シリーズではないようです。
USA版のロゴには真女神転生とか書いてありますが、女神転生ではないようです。
ジャンクヤードで争い続ける6つのトライブの抗争の物語です。
主人公はトライブ「エンブリオン」のリーダー、サーフ。
ある日、何らかの意思によってジャンクヤードの住人全員が悪魔に変身する力を手に入れます。
他者を喰らわなければ生き残れない仕組みに、戸惑う者、順応する者・・・・
それでも彼らは、ニルヴァーナを目指します。
戦闘は真・女神転生3でも採用されていたプレスターンバトル。
こっちに有利な攻撃をすればこちらの行動回数が増え、相手に有利な攻撃をすれば形勢逆転・・・・みたいなシステムです。
この戦闘システムは、ただ単に攻撃し合うだけの戦闘に比べて緊迫感や爽快感があって良いと思います。
ちょっと使う魔法間違えたら即地獄行きですから(ぐふ)
ダンジョンは3Dではないものの、フルポリゴン。視点はグルグル回転、目を回します。
オートマップ機能も親切ですね。
ダンジョンはかなりだだっぴろいですが、要所要所に端末がありセーブできるのでそんなに苦痛ではないです。
ただ、マントラをマスターしてしまうと戦闘してもAPが入らなくなるわけで、そんな時ばかりは「端末はどこじゃぁぁぁ・・・」とさまよったりもしますがね。
ボス戦なんかはキチンとスキルを調整しておかないといらぬ苦戦を強いられるレベル。手ごたえがあります。
物語はというと・・・・このタイトルはいわゆる「前編」という位置づけにあたるタイトルでして、
「後編」はアバタール・チューナー2の内容になります。
ゆえに1だけプレイすると、物語自体は理解できますが、根本にある謎や秘密はサッパリ解き明かされません。
それが、世間様で微妙な評価になっている要因のようです。
どうせなら1と2一緒にしたのを売れや! とな。
特に1発売時には2の情報はなかったので、あまりにサッパリすぎる物語に不評を買ったみたいです。
私は2が出ると知ってから1をプレイしたので、そうでもなかったんですけど。
それにしても、これをやるなら2もやらないといけなくなるわけで、そこのところは微妙かもです。
ただ、でも、これだけは言えます。
声優さんは名演揃いです。
基本はイベントシーンのみですが、声優さんの名演技が物語をより一層盛り上げているのは間違いありません。
それだけでもプレイしてみる価値はあるかもしれません。声優さん好きならね。
でも戦闘中はしわがれた悪魔声なので注意★
2005/6/2