アヴァロンコードを語り倒す場所



その2 物語(一応紹介風に)



このゲームに物語とか求めてはいけません。





もうすぐ滅びを迎えるという世界。
何の前触れもなく石碑から預言書が現れ、クルクル飛び回る少年が現れ、帝国兵に襲われ、なんか知らんが撃退してしまう主人公。

以後、カレイラ王国とヴァイゼン帝国との戦いに巻き込まれつつ、英雄になりつつ、どん底も経験しつつ、最後には魔王を倒すお話。



全体的に、ツッコミどころが満載な物語。
あと全体の8割は精霊探し。


このゲームは、預言書使って色々コードいじったり、地味に全部説明が違うマップページとか眺めたりして楽しむもんだと思っております。
物語とか二の次です。言いすぎですか。ていうか全然紹介になってねぇ。




主人公はローアンの街の入口近く…いわゆる貧民街の区域に居を構えています。
入口近くにあって入りやすいからみんな勝手に入ってくる、とか預言書に説明書いてあるのは酷い話だと思います。
まぁこっちも人の家に勝手にあがりこんだり調べ上げたりしてるのでどっちもどっちかな。

とにかくそんな主人公が、世界が滅びる直前に現れる預言書に選ばれ、各地に散らばってる精霊を集めつつも、なんか戦争に巻き込まれ(主人公は勝手に戦場にのこのこついて行ってるんだよな)、砂漠の連中に拉致られ、祭りで浮かれてたらとんでもないことになって、どん底から這い上がって、世界を滅ぼそうとする魔王と戦う……そんな感じ。


自称兄貴分なレクスの行動とか、金持ち兄妹の態度とか、王様の頭の悪さとか、花好き青年のネタっぷりとか、もうなんていうか、



こんな世界別に滅んでしまってもいいんじゃね?



とプレイヤーに思わせてくれる事必至です。

5〜6章の鬱っぷりはそりゃもう。
人間って勝手な生き物だよねと嫌でも思い知らされます。
それでも頑張る主人公けなげ。

結局は(一時的にだが)世界を救うことになる主人公。
一体どんな新世界を創造することになるのか。



とにもかくにも、このゲームはエンディングを迎えてからがある意味本番かと思われます。
多分、終わりはありません。
プレイヤーが満足した時が、終わる時です。







2008/11/29