ガンパレード・オーケストラ 緑の章 青の章

 

*GPO三部作*


当初から、GPOは白・緑・青の3部作というコンセプトであった。
それに先駆けて、2005年10月〜2006年3月に販促としてアニメを先行放映した。
白・緑・青と毛色の違う話を、放映枠内で3つに分けた斬新な作りになっている。

その目論見が成功したかどうかは言及しないでおくが。


ともかく、2006年1月に青森を舞台とした「白の章」
同年3月に広島を舞台とした「緑の章」
同年7月に小笠原を舞台とした「青の章」

約半年で3作が、GPOシリーズとして発売された。


それぞれシステムはほぼ似通っているが、キャラクターは固有。
白及び緑で転属したキャラのみ、続編タイトルで使う事が出来る。
だが、緑では白キャラを主人公(隊長)としてしか使用できず、ファンの間でブーイングが起こったとか起こらないとか。

そのおかげか、青の章では転属キャラNPC配置が実装され、白キャラオンリープレイなんかも可能になった。

その弊害として、青キャラの存在感がかなり薄くなったらしいが、まぁそれも仕方ないことであるかの。



*緑の章 狼と彼の少年*


時は2000年3月、広島。
敗走し、孤立してしまった町と部隊の孤軍奮闘の物語。


システムは白とほぼ変わらないが、インターフェースがかなり良くなっており、プレイはしやすい。
が、違う部分でプレイしにくくなっており、賛否両論。
キャラクターは緑が一番いいというファンも多い。



白の章との大きな相違点

◎ストーリータイプ「ヒーロー」

戦記、神話に加えて選べるストーリータイプ。
というか1週目は強制的にこれ。
共生派との戦いや、覇権争いなどのイベントが起こる。


◎生物兵器「雷電」

歩兵に限り、雷電に乗って戦うことが出来る。
キャラによっては最初から固有の雷電を持っている者もいる。
主人公が固有の雷電を持っていない場合、幼生から育てて乗ることも出来る。
空飛ぶタイプのものには乗れないらしい。


◎発言力のインフレ、物価のデフレ

提案や陳情における必要発言力が激増。
その代わり(?)毎朝の給金やアルバイトの金額も増加。
白のつもりでいると痛い目に遭う。


◎評価値変動の特徴

緑では白に比べて、必要発言力が高いせいか評価値の変動がかなり大きい。
白のつもりでやるとかなりビビる。
この影響か、嫉妬大爆発の発生条件が緩和されてるのも特徴。


◎インターフェースの改善

授業や訓練等、白の章ではスキップ出来なかった部分がスキップ可能となっており、非常にスムーズにゲームが進む。
その反面、処理落ちなんかが見受けられる。
余談だが、教室の入りにくさは異常。あんなところに券売機などなければ。



*青の章 光の海から手紙を送ります*


時は2000年6月。
小笠原諸島の父島にある部隊が、思い出作りにと黒い月を観測しようと奮起する。
だが単なる思い出作りが大きな事態に発展していく。



システム周りは緑をほぼ踏襲。
白・緑の章のキャラも自由に配置出来るようになっている(ただし2らせんめ以降)



白・緑との大きな相違点

◎ストーリータイプ「天体観測」「ラブコメ」

物語のメインとなる「天体観測」は1週目固定のストーリー。
成功させるのは結構大変。
「ラブコメ」は、キャラクター好きにはいろいろたまらん物語。
その名の通り、恋愛関係のイベントが多数発生。主人公とヒロインが結婚する事もある。
なお、青の章には「神話」はなく、一部イベントは「ラブコメ」にて発生する。


◎物価のインフレ

物価が高い。特に、弁当・食事はほぼ倍額。
そのくせ収入は少ない。延べ棒もない。マジ鬼。
店で買う食糧アイテムは変化ないのが救いか。
青ではアルバイト必須。プログラムより家事である。


◎評価値変動の特徴

変動っぷりは白の章レベルに戻っている。
が、愛情が殆ど上がらないというわけわからん仕様になっている。
これに関しては多くのファンが憤りを感じているという。


◎水着

青を買う大きな目的の一つに数えられるんじゃないかと思う仕様。
体育が水泳なので水着になる。水泳大会とかある。海水浴デートは水着である。
何よりも、作戦会議で「水着で登校しろ!」を(強引でも)可決すれば、隊員全員常に水着姿に。
その裸体率は凄まじく、背後の目を気にするプレイヤーも続出したとかしないとか。

なお、青の章発売前情報で、水着姿の暑苦しい野郎同士が抱き合うシーンが公開されており、いらん誤解を招いたと思うよ。




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