in シランド城(戦争イベント中)
アドレー:どうやら間に合ったようじゃな。今戻ったぞ!
ラッセル執政官:なっ!?
ネル:あ、あなたは!?
シーハート27世:久しぶりですねアドレー。そういえば最近、あなたの姿を
見かけませんでしたが、遠方での任務を行っていたのですか?
アドレー:はっはっは。遠方も遠方、
ゲート大陸の北方にある島国の視察を行っておりました。
もっとも、そのような地図にも載っていない辺境の地を調査することに、
どれほどの意味があるのかは疑問ですがな。
ラッセル執政官:予想されていた時期より随分と早い帰国だが、
もう調査は全て終わったのか?
昨年あの地において、王権の交代があったとの報告が為されている。
そして前王の弟にあたる人物がこのゲート大陸に渡ってきたともな。
そのような状況で・・・
アドレー:だまっとれラッセル!
本国の一大事に駆けつけるのは、武人として当然のことであろう?
フェイト:ねぇネルさん。あの人はいったい?
ネル:先代の光牙師団の師団長にして、
元クリムゾンブレイドのアドレー・ラーズバード様。
シーハーツの長い歴史の中でも、屈指の実力を持つ剣士にして術士さ。
一線を後進に譲った今でも、我が国最強との呼び声が高い。
フェイト:そ、そうなんだ。
あれ!? でも、ラーズバードって・・・もしかして。
ネル:そう。クレアの実のお父上さ。
フェイト:・・・ ・・・。
ネル・見えないかい?
フェイト:う、うん。正直。
ネル:みんなそう言う。
で、どうするのさ。
フェイト:どうするって?
ネル:どうやらアドレー様は、私達に付いて来る気満々のようだよ。
フェイト:えええっ!?
ネル:あの人の性格は見ての通りだ。
もし断りたいのなら、何か上手い言い訳を考えておくんだね。
アドレー:お主がフェイト殿か。ワシはアドレー。
フェイト殿の噂は聞いておる。共に手を携え、アーリグリフの輩を追い払おうぞ。
選択肢1:はい。
フェイト:シーハーツの大地を守る為、一緒に戦いましょう。
アドレー:うむ、いい返事だ。お主になら、ワシの背中を任せられそうじゃ。
選択肢2:いいえ。
フェイト:いえ、僕たちだけで十分ですよ。
アドレー:何を遠慮しておる? グリーテンの客人を危険に晒しておきながら、
ヌクヌクと休んでおられるものか。
ここから先の戦い、全てはワシに任せい。大船に乗ったつもりでおるがいい。
フェイト:いや、遠慮とかじゃなくて・・・。
アドレー:心配するでない。歳はとってもこのアドレー。
まだまだ若いものには遅れをとったりするものか。
フェイト:だから、そういうことじゃなくて・・・。
アドレー:はっはっはっはっ・・・
ネル・もう聞いてないようだね。諦めな。
in シランド城(エターナルスフィア以降)
アドレー:やれやれ、少しばかり待たせてしまったようじゃな。
たった今、戻ったぞ。
ラッセル執政官:なっ!? お前は!
アドレー:シーハーツ王国存亡の危機であったというのに、
参ずるのが遅れ申し訳ありませぬ、陛下。
シーハート27世:久しぶりですねアドレー。そういえば最近、あなたの姿を
見かけませんでしたが、遠方での任務を行っていたのですか?
アドレー:はっはっは。遠方も遠方、
ゲート大陸の北方にある島国の視察を行っておりました。
もっとも、そのような地図にも載っていない辺境の地を調査することに、
どれほどの意味があるのかは疑問ですがな。
ラッセル執政官:予想されていた時期より随分と早い帰国だが、
もう調査は全て終わったのか?
昨年あの地において、王権の交代があったとの報告が為されている。
そして前王の弟にあたる人物が、このゲート大陸に渡ってきたともな。
そのような状況で・・・
アドレー:だまっとれラッセル!
本国の一大事に駆けつけるのは、武人として当然のことであろう?
ラッセル執政官:何を言うか、野蛮人が。世の中にはお前などが考えているより
複雑に動いているのだ。何でも拳でかたがつくと考えるな。
アドレー:誰が野蛮人じゃ。矮小な小鳥のようにさえずるな! くびり殺すぞ。
ラッセル執政官:くっ・・・。や、やれるものならやってみるがいい。
きさまのような者が跋扈しているのを許せば国が滅ぶ。
このラッセル、命を失おうとも貴様のような輩に屈しはせん。
アドレー:ぬかしおるわ、若造が!
ラッセル:怒鳴りつければ通るとでも思っているのか?
こっ、子供でもあるまいし・・・。
アドレー:お前の方こそ、そのよく動く口だけでは何も出来んことを知るがいい。
理想を掲げたくば、それを守る力を持たねばならん。
口だけでよいのなら誰でも何とでも言えるわ。
シーハート27世:おやめなさい、二人とも。フェイト殿に笑われますよ。
ラッセル執政官:はっ! わ、私としたことが。申し訳ありません。
アドレー:む。お主がフェイト殿であったか。
ちょどよい。ワシの名はアドレー。アドレー・ラーズバード。
どうじゃ? このワシをお主達の旅に連れて行かぬか?
フェイト:ええっ!?
アドレー:お主達が、我がシーハーツの為に尽くしてくれたことは聞いておる。
そして、今なお困難な旅を続けているということもな。
ならば・・・だ。我が国を救ってくれた恩に報いる為に、
このワシがお主達の力になってやろうと思うのもごく当然の流れであろう?
シーハート27世:アドレー。それではそなたは、フェイト殿と共に旅をし、
その力となることを望むのですか?
ラッセル執政官:それはいい考えだ。
お前達の旅に危険はつきものだろうが、その者の実力は十分にある。
戦いにおいては、決して足手まといにはならんだろう。
フェイト:いや、そんなこと言われても・・・。
アドレー:若いモンが遠慮などするでないわ。安心せい。
こう見えてもワシはまだまだ現役じゃ。
戦いは全てこのワシに任せい。
フェイト殿達は、後ろの方でのんびりしていて貰って構わんぞ。
フェイト:・・・ ・・・。
in サンマイト草原
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